吹抜けと言う選択肢 Vol.2
吹抜けの利点を優先した事は
昨日お伝えした通りだが
欠点と決めつけていた
『暖気が2階に逃げて冬寒い』?
と良く言われたいた事は
家造りを失敗したくないと思う気持ちが
勝っていたから、慎重に補う方法を
考えた事は言うまでもない。
何処が寒い?
吹抜けに面している
1階のお部屋の事である。
我が家で言えば
そこはダイニングキッキンでる。
(隣接してリビングもあるけど…)
では
寒いと言われれば吹抜けを諦める?
それとも寒さを暖かさに変える工夫をする?
あなたなら何方を選ぶだろう?
ナカノの出した答えは後者の
暖かさに変える事である。
じゃぁ、どうやって暖かく?
暖房をどんどんと行い暖かくする?
建物性能を上げて暖かさを逃さず
小さな力の暖房効果で暖かな住環境?
当然ながら後者である。
では、どうやって建物性能を上げる?
『断熱性能』を上げる事と
『気密を』しっかり取る事である。
当時は断熱性能を上げる事を
伝える会社は今程では無かった。
だが20年前から積極的に行っていた
我が社では何ら難しい事では無く
普通の事でもあったから
一応の確認をして、取り入れる事にした。
その答えはこちら
↓↓↓↓↓
リビングダイニングの温度計は
20.5℃を示している!
午後9時過ぎの事。
そして同時刻に
吹抜けのあるローカの温度計は
19.3℃を示している!
上下の温度差はわずかに1.2℃である。
これだけ温度差が無ければ
吹抜けのある部屋は寒いとは
言い難い状況だ!
その為には
多少の工夫は必要であるが
当初、設計段階で予想した建物性能に
今では満足と言った所。
1階と2階の環境が1つの空間となり
暖かさを逃さず暖房機1台で十分に
あったかい今の暮らしは、省エネで
財布にも優しく、欠点を補いさらに
プラスの効果まであり
吹抜けが寒いと言う言葉が見当たらない…
次回は『断熱性能』に付いてお伝えします。
おわり。