ドキっとする小さな物語。
天気予報では
湿った雲の影響で
日中から雨予防だったが
出社時に、今にも泣きそうな空でも
持ちこたえていたから
植栽への散水は行わず
モデルハウス前の
草むしりをする事に。
青く伸びた芝生の隙間から
クローバーや雑草が
ちょいちょい顔をだす。
夏に向けて植物も育つ時期だから
草取りは毎日の日課である。
わりと葉っぱの大きい雑草を取っていて
『これもか?』
等とつかんだ瞬間
むにゅ!
えッ?
なんだ?と思ったら
・
・
・
アマガエル!!
ウワァ!!
アマガエルよりもビックリしたのは
ナカノであった。
草だと思ったら・・・
虫やカエルは苦手ではないが
しかし、目から入る情報の前に
触感からの情報は
さすがにビックリする!!
何を触ったのかと
ドキっとした・・・
気を取り直し
散水をする時に
ゲロゲロと泣く犯人は
こいつだったのかと納得する。。。
余程に居心地が良いのであろう!
今度は驚かすなよ!?
そう言うと
お尻を向けて去って行ったのである。
どこにでもある小さな物語!
ただ
一人で騒いでいたから
社屋の前のUさんには
カエルとの会話が
丸聞こえだった事は言うまでもない…
おわり。