16
January
古民家再生物語。
作戦会議である!
築100年近い建物
しかもその当時には余り見られない
現代的な工法や材質の数々!
耐震改修をして
この歴史的な建造物を
保存する為に、精鋭が集まり
改めて工法・施工の確認を行う。
一般的な耐震改修とは
建築士が目で見て耐震要素(筋交い等の壁)
の数を数えて建物の強さを評価する方法。
今回の耐震改修は
一部の建築士にしか扱えない高度な計算に
よって、耐震要素に土壁・仕口等の強さが
評価出来る事と、建物の柔軟性を計算に
入れる事によって補強計画ができる
精密診断Ⅱ(限界体力計算と言う)により
建物の設を保ちつつ保存する改修工事。
普通の古民家を改修するのとは違い
いわば文化財レベルの建物を守り生かす事を
優先した特殊な診断をしている。
その為、計算が高度すぎる為に
誰にでも出来る計画とは全く違う。
今回はその計画を実際に施工が出来るか否か
工法を変える必要があるが否かを現地を
確認しながら、建築士や施工者(当社)
大工さんが膝を突き合わせながらの
打合せを行った。
建築士の話しが高度過ぎるが
昔取った杵柄をもつ我々は
何ら?もなく議論は進む。
お客様のご希望を叶える為に
誰1人として手を抜く事無く
今回のミッションに臨む。
そして
ワクワク感とドキドキ感が入り混じり
だんだんと気持ちが昂って来る!
さぁ
いよいよである。
つづく。