06
April
がいし引き配線
その昔、機屋さんを営んでいたお客様の
工場を解体する為に、事前準備の立会い
をする為に現場へ向かう。
今では見られなくなった
『 がいし引き配線 』
を撤去するのが目的だ。
『 がいし引き 』とは、
電線を家屋に固定する際に用いてた用具
のコト。
昭和30年代頃まで使われていた配線方式で
白い陶器製の物が、配線の要であるガイシ
(碍子)といわれるもの。
建築様式の変化や、電線の絶縁性向上などで
次第に姿を消していったガイシ引き配線
だが、近年では古民家風の住宅や店舗が
注目され、それに伴うように装飾的に
ガイシ引き配線が取り入れられてる。
将来、そんな古民家風に建築したいと
頼まれている為に、いまでは古き物と
なってしまった『 がいし 』を
正しく取扱出来る電気工事屋さんによって
撤去。
電気職人さんも
『 がいし引き配線 』を正しく理解して
施工できる人達か少なくなった。
だが、
私達は
古き良き物を残し
常に、本来必要とする技術を持って
お客様の家造りをお手伝いさせて頂く
そんな会社を目指しています。
おわり