おたからさがし
お家完成までの間、ろこちゃんと家具屋さんや雑貨屋さんへ
いろいろと行っています。
2人とも「古く見えるもの」「古いもの」が好き。
ろこちゃんが「いいね、ほしいね」と思うものは
だいたいわたしも「いいね、ほしいね」と思っているので
買い物の時はそんなにバトルにならず、すんなり決まります。
バトルになりやすいのは「いいね、欲しいね」と思うけど
値段の折り合いがつかなかった時と
ろこちゃんは「いいねほしいね」の時に
私が「あ、これたぶん家にあるな。」になった時。
私の実家が昔、家具屋だったからと
父が古いものを収集する癖があるからです。
私たちとしては1920年、50年、70年代がだいたいのツボです。
20年代のものはさすがに少ないですが
50年~80年代くらいのものは豊富にあるんです。
箱に入ったまま一度も開けてないデッドストック家具、
パナソニックのデスクライト、スペーシーなセイコーの掛け時計
ビクター犬の置物、大量のガラス瓶
玉音放送を聞いたであろうラジオ2台。数字がかわいい。しかしでかい。もちろんもう使えない。
ホーロー看板、店内販促用手書きサイン、ものすごく重たい扇風機
ボンボン時計、ラタンの家具、
高度経済成長期に流行った食器棚、
昭和のタバコ屋かパン屋のショーケース
昭和30年代の映画には必ず登場する大型の本棚。
「暮らしの手帖」創刊号から何年ぶんも。最近また最注目の暮らしの手帖です。
「いいなあ」と思うけど大きすぎて入らないものや
あっても役にたたなさそうなものを除外していきます。
おたからとゴミは紙一重です。ほんとうに。
気に入ったものを出してきれいに掃除して、一部を新居に入れることにします。
ばーちゃんの喫茶店からアデリア60のコークグラス5つ。
復刻ではなく60年代から60年以上、使い続けているものも飾ろうと思います。
懐かしくて新しい、新しいけど懐かしい。
そんな家が私たちにとって居心地がいいのかな。